2008年04月30日

【地球環境問題事典】水・土壌環境への排出有害物質 D農薬による汚染

 農薬にも、さまざまな物質が含まれており、さまざまな影響をもたらす。既に述べた環境ホルモンの一種とされる物質も農薬に含まれているものも多い。ここでは、環境ホルモンとしてあげれれているもの以外で、農薬による汚染として重要な物質についてまとめます。

1.チラウム(C6H12N2S4)
 チウラムは、白色の固体である。チオカーバメイト系の殺菌剤として、種子消毒、茎葉散布剤として単独で、あるいは他剤と混合し使用されている。この物質は、分解が早いため環境中での寿命は短いと考えられている。

【チラウムの排出原因】
 チラウムは、穀物・野菜類の消毒および葉面散布用として散布される。

【チラウムの影響】
 チラウムの人体への影響としては、咽頭痛、皮膚の発疹、腎障害などがある。


2.シマジン(C7H12ClN5)
 シマジンは、白色の固体である。

【シマジンの排出原因】
 トリアジン系除草剤として、野菜・果樹、ゴルフ場の芝生などに散布される。散布時期は、春秋の雑草発生前で、安定性が高いため、残留性は高い。
 
【シマジンの影響】
 シマジンの人体への影響には、頭痛、肝・腎臓障害、新生児発育遅延、発ガン性などが挙げられる。


3.チオベンカルブ(C12H16ClNOS)
 チオベンカルブは無色の液体である。

【チオベンカルブの排出原因】
 除草剤として、水田・ゴルフ場の芝生などの雑草に対し、雑草の発芽期ないし生育初期に散布される。

【チオベンカルブの影響】
 チオベンカルブによる人体への影響は、経口摂取による中毒症状、嘔吐などがある。


4.1,3-ジクロロプロペン(C3H4Cl2)
 1,3-ジクロロプロペンは有機塩素系の農薬で、無色透明の液体である。物質の組成でみると、すでに述べたハイテク汚染の揮発性有機塩素化合物の一種である。

【1,3-ジクロロプロペンの排出原因】
 殺虫剤や土壌くん蒸剤として散布される。特に、土壌線虫専用の殺虫剤の有効成分として使用される。

【1,3-ジクロロプロペンの影響】
 1,3-ジクロロプロペンの人体への影響としては、肝・腎臓障害を引き起こすと考えられている。


5.1,2-ジクロロプロパン(C3H6Cl2)
 1,2-ジクロロプロパンは揮発性有機塩素化合物の1つで、無色透明の液体である。主に農薬として使われる。その他にも、油脂の溶剤やドライクリーニングなどに使われる。

【1,2-ジクロロプロパンの排出原因】
 土壌線虫専用の殺虫剤の有効成分として1,3-ジクロロプロペンとの混合で使用される。また、上記で述べたように、油脂の用材やドライクリーニングなどに使われ、工業プロセスからも排出される。

【1,2-ジクロロプロパンの影響】
 人体への影響としては、粘膜刺激作用・中枢神経障害などがある。

 このほかの農薬としては、有機リン系農薬・有機窒素系農薬などがあり、これらの散布は、富栄養化を引き起こしている。このことについては、来週以降「富栄養化による汚染」の項で取り上げます。


 5回にわたって、水・土壌環境への排出有害物質を取り上げてきました。ようやく来週は、その最終回になります。


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2008年04月29日

「エコエコ促進日記!」から2本目の植樹が決定!

 このブログの右下のほうに貼り付けているグリムスのブログパーツ。簡単に説明しますと、記事エントリーを書く毎にブログパーツの木が生長していくという仕組みです。エコな事を書くと、成長スピードが速まったり、あまり記事を書かないと枯れてしまったりと、記事の更新頻度と内容ごとに成長の仕方が変わります。このブログパーツの木が、大人の樹に成長すると、実際にグリムスが植林というエコアクションを起こしてくれるという仕組みになっています。

 その2本目の樹が大人の樹に成長し、「エコエコ促進日記!」から、2本目の樹が植林されることが決定しました!
 ちなみに、1本目と2本目はこんな感じで、樹が違うんですよ!

(左側が2本目の樹。右側が1本目の樹。)
gremz大人の樹(2本目)gremz


 ちなみに、先日1本目の植樹先がモンゴルに決定したとお伝えしましたが、実際に植樹が完了したようです。

2008/04: 内モンゴル自治区へ植林済み

 実際には、ポプラの樹が300本植林され、そのうちの1本が、エコエコ促進日記!が育てた苗ということですね!
 ちなみに、2本目の樹は、

2008/07:ブルキナファソへ植林予定

だそうです。ん?どこ?西アフリカの内陸国みたいですね。楽しみです。

【過去の記事】
2008/04/14:「エコエコ促進日記!」がモンゴルに植林!
http://eepd.seesaa.net/article/93035054.html

2008/01/24:「エコエコ促進日記!」から、1本の苗が植樹されます!!
http://eepd.seesaa.net/article/79974975.html


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2008年04月28日

太陽光発電は、水辺がお勧め!

 エコ発電の代表的なものに、太陽光発電があります。この太陽光発電を水面を利用して行うという実験が愛知県で行われています。

 なぜ、水面を利用するのがいいのか?それには、いくつか理由があります。

 ・太陽光発電は、温度が上昇すると効率が下がってしまうので、水を使って冷却しながら使えば、陸上で使うより効率的に発電できる。
 ・大規模な太陽光発電所を作ろうとした場合、水面なら用地買収が必要ない。土地代がかからない。
 ・発電装置で、水面を太陽光から遮断すると、水質を保全する効果も期待できる?
 ・水面のほうが画一的な太陽光パネルを設置できる(陸上だとその地形などに応じたものを設置しなければならない)ので、設備のコストダウンにつながる

 ん〜、なかなかいいと思いますね。家庭の屋根に設置している太陽光発電パネルは、真夏になると温度が上がってしまって効率が落ちるので、夏でも冬でもほとんど発電量は変わらないというのを聞いたことがあります。日差しがたくさん降り注いでいる夏なのに、もったいない。。水の近くで効率的に冷やしながら発電するというのが、太陽光発電のポイントになりそうですね。早期の実用化を期待したいと思います。

水面利用太陽光発電システム/発電量陸上と同等以上/水機構ら実験
(2008/4/24 建設通信新聞)

--------- 以下、引用 --------
 水資源機構とクレハエンジニアリングは、愛知池(愛知県日進市)の水面を利用した太陽光発電システムの実証実験を実施した結果、年間発電量約1300kWとなり、陸上と同等以上の発電量が期待できることが分かった。
 実験は、環境省が実施する「2008年度地球温暖化対策技術開発事業」の一環として、07年8月から水機構が管理する愛知池の水面に、10kW×2ユニット(20kW)の太陽光発電システムを設置。土地代のかからない水面に発電設備を設けることでコストを削減するとともに、太陽電池モジュールを水で冷却して発電効率を向上させることを目的に実施した。
 今回の実験をもとに年間発電量を推定したところ、水上の太陽光パネルの傾斜角を10度とし、散水して冷却することで、太陽光パネルの最適傾斜角の30度で陸上に設置した場合と、同等以上の発電量を期待できることが判明した。
 太陽電池モジュールを水面に設置することで、製作工程を自動化でき、現状の1kW当たり1180円から1039円にコストダウンすることが可能と試算。08年度は、陸上設置と同等以下(1kW当たり935円)のコスト縮減を目指す。
 また、水面設置の場合、陸上設置のような広い用地を買収して確保する必要がなく、広大な水面を有効利用でき、発電装置で太陽光を遮断することにより、水質を保全する効果も期待されている。
------ 引用終わり ---------

水資源機構:水面を利用した大規模太陽光発電システムの実用化を目指した技術開発の実施について
http://www.water.go.jp/chubu/aityosui/taiyokohatsuden.pdf



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2008年04月27日

エコ自販機が北海道に登場!

 日本は、世界中でも最も自動販売機の多い国だといわれています。たしかに、町を歩けば、そう探さなくても飲料の自動販売機を簡単に見つけることができます。
 そんなに大きなものではないですが、よく考えたら、飲み物を冷やして売っているわけで、大き目の冷蔵庫があちらこちらにおいてあるのと同じということですよね。しかも、直射日光なんかあたった日には、冷やすのも結構エネルギーを必要とするのではないかと思います。

 というわけで、北海道に登場した省エネ型自動販売機。洞爺湖サミットをめがけたもののようですが、真空断熱材を使って、また照明にはLEDを使うなどして、4割もの省エネを実現したのだそうです。すべてを置き換えたら、かなりの量の省エネになりますね。
 しかも複数の電子マネーに対応していて、ポイントもたまるみたいです。ちょっとうれしい!
 
地球にやさしく、人にもやさしく 省エネ型自動販売機設置 留寿都
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/environment/88581.html
(2008/4/22 北海道新聞)

------- 以下、引用 --------
 【留寿都】北海道洞爺湖サミットで国際メディアセンターが開設される後志管内留寿都村のルスツリゾートに二十一日、省エネ型自動販売機二台が道内初お目見えした。
 北海道コカ・コーラボトリング(札幌)が環境がテーマのサミットに合わせて設置。発光ダイオード照明や真空断熱材を使い、従来型より四割の省エネを実現したという。
 かがまなくていいように取り出し口は中段にし、商品見本はわかりやすい写真パネルにした。同社は「地球にやさしい自販機は、人にもやさしい」とPRする。
------- 引用終わり --------

−洞爺湖サミットに向けて、北海道内に初設置−
国内No.1の省エネ性能を誇るノンフロン・キャッシュレス自販機『e-40 (イーフォーティ)』
サミット関連施設のルスツリゾートに4月21日より2台
http://www.cocacola.co.jp/corporate/news/news_000404.html
(2008/04/17 日本コカコーラ プレスリリース)


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2008年04月26日

果樹園の剪定で、切り落とした枝を使ってバイオ発電!

 山形県は果物の宝庫。果物を生産する果樹園から廃棄される剪定枝(切り落した枝)を使って、エコ発電をしようという取り組みが始まるようです。こうした、今まで捨てられていた資源を使うのは、いいですね〜!

 記事によると、山形県内でさくらんぼ・りんご、ラ・フランス(洋ナシ)などの果樹園で手入れのために剪定される枝は、年間約4万トンにも上るそうです。現在では、そのまま果樹園の脇に放置されるか、焼却・埋め立て処分などが行われていて、まったく活用されていないようです。


切った枝でエコ発電 村山地方の果樹園舞台 イメージアップにも期待=山形
(2008/4/20 読売新聞)

------- 以下、引用 ---------
 果樹園で廃棄されるサクランボなどの剪定枝(せんていし)をエネルギー資源として有効活用しようと、県や村山地方の自治体、農家、民間企業らが連携し、「果樹剪定枝等循環利用協議会」(仮称)を5月中にも発足させる。発電原料としての活用を軸に情報交換や実態調査などを進めて具体策を検討し、「環境に優しい果樹王国」を構築して農産物のブランド力向上にもつなげたい考えだ。
(中略)
 協議会には、木材チップを燃料とする発電施設を備えた発電会社「やまがたグリーンパワー」(村山市)も参加予定。施設は最大2000キロ・ワット(約4000世帯分)を出力できる性能を持ち、年間2万トンほどの木材チップが必要になるといい、同社発電所の青木寛彦所長は「積極的に協力し、地域資源の活用に貢献したい」と話す。
 現時点では、広範囲に廃棄される剪定枝をどう運搬し、どこに集積するかや、チップ化の方法や場所など課題も多く、採算性も未知数だが、同課は「何とか課題を克服したい。環境にも優しいフルーツとしてPRし、付加価値アップにもつなげていきたい」と話している。 
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 まだ、実現までには、課題が多いようですが、燃料価格も上昇していますし、採算面もぜひクリアして、エコエコな取り組みを進めていってもらいたいですね。



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筆者ridoは、エコ検定を取得した
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