2009年05月27日

持続可能な社会への第1歩「エネルギーの地産地消」

 前回、今後人類が目指す持続可能な社会は、自然共生型で、地域地域で社会を作り上げるという形なのかもしれない、ということを書きました。

<前回の記事>
2009年05月25日:人類はどのような「持続可能な社会」へ進むのか
http://eepd.seesaa.net/article/120177380.html


 今日取り上げるのは1ヶ月ほど前の記事ですが、「エネルギーの地産地消、かつ非食糧由来のバイオ燃料を使う。」これが、昨日書いた社会への第一歩なのかもしれません。そして、これは未来の話ではなく、今着々と構築されている仕組みだということです。
 

わらからバイオ燃料製造 商用プラント開発へ 
(2009/4/23 神戸新聞)

-------- 以下、引用 ---------
 稲や麦のわらからバイオ燃料を製造する国のモデル事業で実証実験中の三菱重工業などは、2015年ごろまでの稼働を目指し、商用プラントを開発する検討を始めた。燃料製造現場周辺の田んぼからわらを調達する「地産地消型」のプラントとし、年間生産能力1万〜数万キロリットル規模を想定しているという。

 同社は神戸造船所二見工場(明石市)で22日、白鶴酒造(神戸市東灘区)、関西化学機械製作(尼崎市)と共同で実証プラントを着工した。今夏稼働させ、10キロ分のわらから1.5リットルのバイオエタノールを製造する技術を確立する。
(中略)
 10年度末までに、約4ヘクタールの田んぼからわらを集め年間800リットル生産する計画で、原料調達から製造までの一貫生産方式を目指す。三菱重工業などは同時に商用プラントの市場性や採算性も検討する。
 バイオエタノールは石油代替燃料として南米などで普及している。しかし、トウモロコシなど食糧以外からの精製が課題で、国内外の企業が実証プラント建設に乗り出している。
 三菱重工業など三社の製造技術は、アンモニアなどを加えず水だけで前処理するため廃棄物が出ない▽エタノール精製の際の発酵工程で酒造技術を応用し遺伝子組み換え酵母を使わない-などが特徴という。世界に先駆け実用化を目指す。
 地産地消型で、遊休農地の活用につなげる。商用化するには、効率的な原料調達が求められるため、収集・運搬コストの低減にも取り組む。
-------- 引用終わり ---------

 こうした仕組みを作り上げるには、地域のさまざまな企業(農家も含め)が協力していかなければなりません。今までにない、新しい組み合わせでの協業となりますね。

 自然との共生というと、どうも時代が昔に戻るという印象を持つかもしれませんが、そうではなく、自然との共生をうまく行うための新しい環境技術を開発していく、これが人類の進むべき自然共生社会ということではないかと思います。




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2009年05月25日

人類はどのような「持続可能な社会」へ進むのか

 不都合な真実の翻訳者で環境ジャーナリストの枝廣淳子さんが配信している環境メールニュースをご存知ですか?
 その中で、京都大学名誉教授の内藤正明さん「自然共生的な持続可能社会への転換を目指して」という文章が紹介されていました。今後、人類はどう進むべきなのか。価値観をどう変えていかなければならないのか。非常に興味深い内容です。


 持続可能な社会・・・地球環境問題を克服して人類が持続するための方向として、二つに意見が分かれていると筆者は述べています。(『』内は引用)

 @『工業文明の力を信じて、無限発展を指向する立場』
 A『生態学的法則に従って循環共生社会を再構築する立場』


 人類の技術の進歩を信じて、@に突き進むか。ただ、これにはリスクがあると思います。必要な技術を人類は開発し続けることができるのか、ということです。どこかで破綻すれば、人類は終わり・・。

 一方、エコを意識して活動している人たちには、Aを指向している人が多いように感じます。ただ、これは価値観の変化が必要で、みんながみんなAの指向を持っているわけではない。

 『「産業技術」ではなく「社会技術」を中心に、都市工業系ではなく地域コミュニテイーにおいて環境文明社会を構築するための活動が、まだ局所的ではあるが各地で見られ始めた。』

 Aの自然と共生する社会は、地域地域で作っていくことができる社会と言えるかもしれません。内藤先生は、滋賀県の「持続可能な滋賀社会ビジョン」策定に大きく関わってこられています。確かに、地方と都市の格差が開いている現状で、地方は地方で、新しい社会を作っていくというのは、一つのスタートのような気がします。

 そして、その先の人類はどう進むのか? 皆さんはどう考えますか?



 本文に興味のある方はこちらから取り寄せてください。

環境メールニュース
http://www.es-inc.jp/lib/mailnews/index.html

上記から、配信登録もできますし、バックナンバーの取り寄せもできます。
今回ご紹介した文章が掲載されているのは、1646号です。

[enviro-news 1646] 内藤正明先生「自然共生的な持続可能社会への転換を目指して」 (2009.05.23)


また、「持続可能な滋賀社会ビジョン」は、こちらからどうぞ。
http://www.pref.shiga.jp/d/kankyo/sd_shiga.html



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2009年05月20日

早くも「クールビズ」スタート!! 一年中クールビズでもいいのでは?

 だいぶ、暑い日が増えてきました。そろそろスーツを着て歩くのも厳しい季節。
と思っていたら、もうクールビズを始めたところがあるようです。

 それは、環境モデル都市に選ばれた福岡県の北九州市。5月18日からクールビズをはじめたそうです。

 暑いから冷房をつける→冷房削減のためにクールビズ

 という流れから考えると、冷房を使うようになったらクールビズを始めればいいわけですから、別に期間を決める必要もないですよね。なんなら、ネクタイそのものが必須ではないんじゃないないかと。ネクタイを着用したい人は、着用すればいいですが・・・。


クールビズ一足お先に 環境モデル都市の北九州市
(2009年5月18日 西日本新聞)

------- 以下、引用 --------
 北九州市は十八日、市役所など市関連施設での「クールビズ」を始めた。冷房温度を二八度に設定し、ノーネクタイなど服装の軽装を奨励。例年は六月一日からだったが、昨夏、政府から「環境モデル都市」に選定されたことを受け、他の自治体に先駆ける形で前倒しで取り組む。
 市は政府の提唱を受け、二〇〇五年度から夏季の軽装を導入。今期はモデル都市として省エネで温室効果ガス削減を推進し、低炭素社会づくりをリードしていこうと、「アーリー クールビズ」と銘打った早期実施を決めた。九月三十日まで。
 導入初日の市役所には、ほとんどの職員が軽装で登庁。定例会見にノーネクタイで臨んだ北橋健治市長は「今月も例年より気温が高い日が出ている。前倒しの効果が確認できれば、民間を含む市内全域に早期導入を広げていきたい」と話した。
------- 引用終わり --------




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2009年05月19日

5月22日は「国際生物多様性の日」:午前10時に各地で植樹する「グリーンウェイブ」を開催

5月22日は国際生物多様性の日

 毎年5月22日は、「国際生物多様性の日」だそうです。知りませんでした。。これは、国連の生物多様性条約が採択された日に由来するものです。
 また、この国際生物多様性の日には、毎年テーマがあって、今年のテーマは、「生物多様性と侵略的外来生物」だそうです。環境省が示したイベントには、あまりこのテーマは関係なさそうですが。

<参考情報>
「グリーンウェイブ2009」の実施等について
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=11136
(2009/5/18 環境省 報道発表資料)

------- 上記プレス資料より引用 -------
<過去7年間のテーマ>
    2002 年 森林における生物多様性
    2003 年 生物多様性と貧困削減−持続可能な開発への挑戦
    2004 年 生物多様性:すべての人のための食料、水、健康
    2005 年 生物多様性:変化する世界での「生命保険」
    2006 年 乾燥地帯における生物多様性の保護
    2007 年 生物多様性と気候変動
    2008 年 生物多様性と農業
------- 引用終わり -------


グリーンウェイブ
とは?


 そして、この国際生物多様性の日の世界各地の現地時間午前10時に、青少年の手で植樹をする運動が提唱されています。現地時間10時ということで、世界各地東から西へ順々に植樹をしていくということで「グリーンウェイブ(緑の波)」と呼んでいるということです。
 生徒たちが植樹の場所や方法、植える木の種類を考えることで、生物多様性のことについて学んで欲しいというのが、この活動の趣旨だそうです。確かに、青少年にというのは大事だと思いますが、どうせなら大人にも植樹を呼びかけて、もっと大々的にやってもいいのかなと思いますが、皆さんはどう思いますか?

 日本では、以下のイベントが予定されているようです。
 『環境省では、この運動の一環として、国際生物多様性の日である5月22日(金)に、新宿御苑において、アフメド・ジョグラフ生物多様性条約事務局長などを招いて、新宿区立花園小学校児童によるグリーンウェイブ植樹行事を行います。
 なお、現段階では、全国9都道府県において、51 の学校等が植樹等の行事を予定しています。』(上記プレス資料より引用)
 51の学校については、プレス資料の参考資料5に載っていますので興味のある方は確認ください。



 この日の元になっているのが生物多様性条約。この条約のCOP10(第10回締約国会議)が来年名古屋で開催されます。この来年2010年は、国際生物多様性年とすることも既に決まっており、これから来年にかけて、生物多様性という言葉を聞く機会も増えてきそうですね。
 みなさんも、この機会に、自分の周囲の環境の生物多様性について、考えてみてはいかがでしょうか?


【過去の関連記事】
2009年02月15日:生物多様性オフセット??
http://eepd.seesaa.net/article/114234672.html

2008年10月08日:温暖化問題の次に取り組むべきは「生物多様性」
http://eepd.seesaa.net/article/107740392.html

2008年07月30日:【地球環境問題事典】生物多様性の減少(野生生物種の減少)
http://eepd.seesaa.net/article/100948450.html


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2009年05月13日

道路も作る場所によっては環境対策に! 外環道、練馬〜世田谷間が着工へ

 東京外環道の関越道〜東名道を結ぶ区間がついに着工されるようです。
不要な高速道路もたくさんあると思いますが、この区間は必要だと私は思います。

 東京周辺の高速道路は3環状といって、圏央道、外環道、首都高中央環状線のそれぞれの整備が進められていますが、一番交通量が多いであろう東名高速には、どの環状道路もまだ接続できていない状況です。(まもなく中央環状線が東名道から接続する首都高渋谷線と接続しますが。)名古屋方面から東京を通過する場合は、わざわざ都心ど真ん中の首都高都心環状線を通らないといけないんですよね。
 この外環道が開通すれば、慢性的に渋滞している首都高の都心部や環状八号線の渋滞解消が期待されるでしょう。
 ちなみに、関越道−東名間は現在 環状8号線経由で40〜100分程度かかっており、それが12分程度に行けるようになるようです。

 道路の建設ということで、ぱっと見、エコとは反対のように感じるかもしれませんが、この道路の開通により、排気ガスによる大気汚染も減るでしょうし、渋滞時に無駄に消費される燃料も削減することができます。この渋滞時の無駄が解消されれば、かなりの燃料が節約でき、CO2の大幅な削減につながると思います。(道路が建設される現場の住民にとって見れば、地元の交通量が増え、エコではないとおっしゃる方も多いと思いますが)

 山を切り崩して環境を大きく破壊する山の中の道路とは違って、大きな環境破壊にはならないと思いますが、東京の地下深くを掘って作ることになりますから、環境面に配慮した建設が求められますね。


<参考記事>
外環道の関越─東名間が着工へ
(2009/05/11 日経コンストラクション)




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筆者ridoは、エコ検定を取得した
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