2009年02月15日

生物多様性オフセット??

 生物多様性の保全に対する注目が高まりつつあります。来年2010年10月には、名古屋で生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が開催される予定になっていて、日本でもこの頃にはかなり注目の環境テーマになることでしょう。
 そんな中、「生物多様性オフセット」という言葉を見つけました。開発などの人間活動によって損なわれる生態系の損失を、他の場所に生態系を復元・創造などすることによって損失補償するという仕組みということです。去年の流行語大賞候補にもなった「カーボンオフセット」の生物多様性ヴァージョンということですね。
 まぁ、概念というかやりたいことはわかります。しかし、二酸化炭素の場合と違って、生物多様性を定量的に評価することはできるのでしょうか? 排出権取引でも言われていることですが、不要なマネーゲームにならないかと、今からちょっと心配です。


BBOP、月内に「生物多様性オフセット」の企業向け指針を公開
(2009/1/14 日刊工業新聞)

------- 以下、引用 ------
 企業や非政府組織(NGO)、政府機関などが参加する国際組織「BBOP(ビーボップ)」は企業の事
業活動に起因する生態系の損失を、別の場所の生態系保全活動で相殺する代替措置「生物多様性オフセット」の指針を今月末にも公開する。オフセット実施者が守るべき原理・原則を明記。事業計画作成や費用の試算、実施手順をまとめた手引書やモデル事業の事例集と併せてホームページで公開し、企業が参照できるようにする。
 指針は「オフセットを行わない場合と比べて生態系保全の効果があったことを示す」「企業はまず負荷を最小限にする努力を行い、それでも残った影響をオフセットする」ことなど約10項目で構成する。希少生物が生息する地域は代替措置を講ずることが難しいなどオフセットの限界にも触れる。
 生態系の損失は食料や水の供給、気候や洪水の制御などの生態系サービスに影響を及ぼす。08年にドイツで開かれた生物多様性条約(CBD)の第9回締約国会議(COP9)では、適切な対策を講じない場合の同サービスの経済的損失は、2050年までに最大年3兆1000億ユーロ(約365兆円)に上るとの試算結果が公表された。
 こうした状況を受け、企業も生態系保全を社会貢献の一環ではなく、本業の経営に組み込む必要性が出てきており、手法の一つとしてオフセットの議論が進んでいる。
 BBOPは生物多様性オフセットの指標づくりを目的に04年に設立された。石油大手のロイヤル・ダッチ・シェルや豪英系資源大手のリオ・ティント、国際自然保護連合(IUCN)、環境NGOのバードライフ・インターナショナルなど約40社・団体が参加する諮問委員会と約600人の個人会員で構成し、事務
局は米ワシントンDCに置く。
------- 引用終わり ------
 BBOP=Business and Biodiversity Offset Program

【過去の関連記事】
2008年10月08日:温暖化問題の次に取り組むべきは「生物多様性」
http://eepd.seesaa.net/article/107740392.html


生物多様性条約 第10回締約国会議 支援実行委員会
http://www.cop10.jp/aichi-nagoya/



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posted by rido at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | エコニュース ブックマークに追加する
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