アメリカのマサチューセッツ工科大らの研究チームは、燻蒸消毒や害虫駆除に使われるフッ化スルフリル(SO2F2)に温室効果があるという研究論文を発表しました。
フッ化スルフリルは、農業や建設業において、害虫の防除を行う際に欠かせない燻蒸剤として、オゾン層破壊物質である臭化メチルの代替品として、導入されている物質だそうです。
現時点のフッ化スルフリルの大気中濃度は、1.5ppt(pptは一兆分の一)とごくごくわずかなため、現時点では大きな影響はでていないそうですが、CO2の4800倍の温室効果があり、この物質が量産される前に食い止める必要があると警告されています。
人類は、さまざまな研究を進めて、今まで自然界に存在しない物質を数多く生成しています。それらの物質は、我々の生活に役立つものも多いですが、こういった悪影響を与えるものものもあるわけです。利点ばかりに気をとられて、こうしたことを見逃していますと、結局人類は自分で首を絞めるようなことになりかねません。オゾン層の問題だって、温室効果の問題だって、こうした途中までは悪影響に気づかなかったから、問題になっているわけで、まだまだ人類は分からないことだらけだということを、覚えておく必要があると思います。
<参考記事>
米国の科学者ら、新たな温室効果ガスを確認
http://daily-ondanka.com/news/2009/20090325_1.html
(2009年03月25日 日刊 温暖化新聞)
新たに温室効果ガスに認定された「フッ化スルフリル」とは?
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20090313_sulfuryl_fluoride/
(2009年03月13日 GIGAZINE)
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