2007年04月09日

核のゴミ、捨て方が決まっていない??

核のゴミ、捨て方が決まっていない??

高知県東洋町の町長が、核廃棄物の最終処分場の候補地調査に応募したことに関して、辞任、出直し選挙が行なわれるようです。
 今日はこれに関連して、上記ニュースと直接的な関係は無いかもしれませんが、原発の是非について、考えてみたいと思います。
 原子力発電は二酸化炭素を排出しないので、温暖化問題を考えた場合に、クリーンな電力として宣伝されています。以前もちょっと書きましたが、原子力を推進していくという考え方には疑問があります。
 なぜかというと、原子力発電の結果生成される放射性廃棄物の処分方法は、いまだしっかり決まっていないからです。しかも、この廃棄物を無害化する技術を人類はまだ持ち合わせていないのです。


東洋町長が辞職 核ごみ処分場問題
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070406-00000016-san-soci
(2007/4/6 産経新聞)

-----------上記の記事より引用-------------

 高知県東洋町が高レベル放射性廃棄物最終処分場の候補地調査に全国で初めて応募し国に認可されたことに関し、田嶋裕起町長は五日、町議会議長に辞職届を提出、同日の臨時議会で辞職が承認された。出直し町長選に立候補することを表明しており、五月下旬までに行われる選挙は、反対派住民が擁立を決めている元室戸市議との間で、調査開始の是非を問う一騎打ちになりそうだ。

 田嶋町長は、四日の町議会運営委員会で辞職の意向を表明。反対派住民が町長リコール(解職請求)に向けた署名活動を九日から始めるため、機先を制する狙いがあるとみられる。

 田嶋町長は五日の臨時議会後の記者会見で「再選していただいて、文献調査とそれに伴う交付金事業をやり遂げたい」と述べた。

-----------引用おわり-------------

近づく操業残る課題 青森・六ケ所再処理試運転開始から1年
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070401-00000007-khk-l02
(2007/4/1 河北新報)


 現在、「核のゴミ」(放射性廃棄物)の最終処分を、2030年代に開始するというのが目標になっています。しかし、原子力発電が始まってからもう60年も経とうというのに、「核のゴミ」を最終的にどうやってどこで処分するのか決まっている国はほとんどありません。地層処分ということは決まっていても、場所の決定まで進んだ国はわずかだそうです。

 この地層処分。簡単に言えば、「放射能がなくなるまで、地下深くに埋めておきましょう」ということです。この地層処分を行なう最終処分場を日本で作る場合、地震や火山噴火等に耐える強固な施設でなくてはならず、地下水にも汚染がないよう地下に多重バリアを引いて処理する手法が提示されています。したがって、処分場の候補地選定は、非常に難航しています。

 ちなみに、現在、原子力発電から出る使用済み核燃料は、そのほとんどが原発に隣接する燃料貯蔵プールに保管されているのだそうです。このプールには、これから使う燃料も保管されており、使用済み核燃料をそのまま放置しておくと、やがてはプールが満杯になり、新しい燃料を搬入できなくなってしまいます。そうしたら、その原子力発電所は稼動できなくなってしまいます。

 つまり、最終処分場(もしくは、最終処分までに中間的に保存する施設)は早く作らなければ、発電所が止まるという事態になりかねません。しかし、最終処分場の建設は、進んでいません。

 そもそも、最終処分場が建設されたとしても、核のゴミを地層処分でしか処分できないということにも、疑問を覚えます。核のゴミ(放射性廃棄物)は、現時点で強制的に無害化する技術は無く、自然の崩壊するのを待つしかない。なので、現在の人類の技術では、どこかに隔離しておいて、自然に崩壊するまでずっと待つしかなく、長期間に渡り厳重な管理下に置く必要がある。

(補足:放射性物質の崩壊について
 各放射性物質は半減期を持っており、半減期を経過すると、物質は半分崩壊する。半減期の2倍の時間がたてば4分の1に、3倍の時間がたてば8分の1に、という流れだ。したがって、半減期が長い物質の場合、崩壊が終わって安定するまでには、人類の時間の感覚からすると永遠に等しい時間がかかる。)

 このように、発電した後のゴミの問題がまったく解決していないのに、原子力発電を推進していこうというのは、非常に危険なのではないかと思うのですが、皆さんどう思われますか??
 (現状、日本の総発電量の約30%を原発が担っており、今すぐ原発をやめるというわけにはいかないという現実もあります。)




posted by rido at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ridoの主張 ブックマークに追加する
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