2007年08月14日

大気汚染が、実は温暖化を抑制していた?!

 今日は、地球環境問題の複雑さを感じるひとつの事象をご紹介しましょう。

【参考記事】
[キーワード・地球温暖化]エアロゾル 地球冷やす役割も
(2007/8/6 読売新聞)

 最近はだいぶ少なくなりましたが、エアロゾル。以前、工場の煙突、自動車の排気ガスなどから大量に吐き出されていた、硫黄酸化物(SOx)や窒素酸化物(NOx)、スス(炭素の微粒子)などの、いわゆる大気中の浮流粒子です。大気汚染が問題になり、光化学スモッグや喘息などの公害の原因になったため、現在では規制が厳しくなり、かなりエアロゾルは減少しています。東京都の排ガス規制の結果、東京都のススの量は、半減したとの調査結果もありました。

東京の空のすすが半減、ディーゼル車規制効果か
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20070803i201.htm
(2007/8/3 読売新聞)

 ただ、このエアロゾル。実は、太陽光線を吸収したり反射したりするので、地上に届く光の量を減らし、地球温暖化を抑える役割もあったようです。また、空気中に粒子が浮遊していると、水滴を集める核となるので、雲を作りやすくなり、結果、雲が太陽光を反射するという2次的効果もあるとのこと。

-------- 以下、記事より引用 -------------
 IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の第4次評価報告書によると、エアロゾルが地球を冷やす効果は、温室効果ガスとして京都議定書の排出削減対象になっているメタンの効果を打ち消すほどだ。過去100年の地球の気温上昇は約0・6度だが、人類が放出するエアロゾルが無ければ約1度上がっていたという試算もある。
-------- 引用終わり ---------

 大気汚染、公害を減らすのは当然大事だけれど、そのために実は地球温暖化を加速させているということですね。単純に、二酸化炭素を減らすことだけを考えていますが、こういった副次的な影響も考えていかないと、地球環境問題を乗り越えていくことはできないようです。
 また現在、中国からのエアロゾルが増え、九州などでも光化学スモッグが増えているようです。ここでもまたひとつ複雑な話が出てきます。。。

 <関連記事>
光化学スモッグ:中国の汚染大気で対応策要請 福岡知事
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/env/news/20070619k0000m040168000c.html
(2007/6/19 毎日新聞)



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posted by rido at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | エココラム ブックマークに追加する
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