2011年02月02日

経済成長のジレンマ

中国のGDPが、日本を抜いて世界2位になったというニュースが流れました。
これをうけて、不都合な真実の翻訳家でも知られる枝廣淳子さんが所長を務める「幸せ経済社会研究所」は、興味深いアンケート結果を発表しました。


日本国民は「経済成長のジレンマ」をどのように感じているのか?
〜「GDPに関する国民の意識調査」結果を発表〜
http://www.es-inc.jp/news/001922.html
(2011年01月25日 有限会社イーズ・幸せ経済社会研究所 プレスリリース)

経済成長のジレンマとは、プレスリリースから引用すると、「現在の経済・社会システムの中では経済成長を続けないと雇用や生活が不安定になってしまう」一方、「地球の資源やエネルギー、CO2吸収源などの限界を考えれば、永遠に経済成長を続けることは不可能である」という状況。
私も、この深刻化する地球環境問題を克服するためには、現代の資本主義社会の考えからを根本から変えるパラダイムシフトが必要だと思います。
いわゆる「エコエコ」にも通じる、経済と環境の問題。みなさんはどう思うでしょうか。

こうした新たな考え方について、『近年サルコジ仏大統領の諮問によりGDPが経済指標として適切であるかを問い直す委員会の報告が出され、英国政府の持続可能な社会委員会からも「成長なき繁栄」レポートなどが出されるなど、政治的にも大きく取り上げられるようになってきました。』(同プレスリリースより)
今回のアンケート調査では、日本の国民にもこの経済成長には限界があると考える人が、少なからずいることがわかったとしています。

日本政府は、ビジョンの見えない政策と大きな財政赤字を抱え、到底こんな大きな話が出来そうにもないようですが、このテーマは、人類社会の根本を考える非常に重要なテーマではないかと思います。

皆さんはどう考えますか?

幸せ経済社会研究所では、「幸せと経済と社会との関係を問い直す」というテーマで、シンポジウムを開催するようです。
興味のある方はどうぞ。

幸せ経済社会研究所設立記念シンポジウム
●日時:2011年3月4日(金)
http://www.es-inc.jp/news/001921.html




ブログランキングへの応援 お願いします!!
にほんブログ村 環境ブログへ
posted by rido at 20:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | エココラム ブックマークに追加する

2009年10月15日

Blog Action Day 2009:テーマは「気候変動」

 今日10月15日は、ブログアクションデー。2009年のテーマは「気候変動(Climate Change)」です。
 このブログでは、日々温暖化問題のことは書いていますから、わざわざブログアクションデーだからといって選ぶテーマではないですけどね。。

 なぜ、今年このテーマが選ばれたかと考えれば、簡単です。間もなく12月にコペンハーゲンで開かれるCOP15(気候変動枠組み条約 第15回締約国会議)があるためですね。ここで、京都議定書以降の温室効果ガスの削減について、世界各国が合意できるのか。ここが注目されるわけです。

 ブログアクションデーの目的は、これをきっかけにみんなが議論すること、だそうです。今回のCOP15の最大の争点は、京都議定書では削減義務の対象外だった中国やインドなどの発展途上国や、京都議定書を批准していないアメリカが削減義務を約束するかという点です。やはり、議論となるのは、途上国のことになりますね。これまでCO2をたくさん排出して発展を遂げてきた先進国。半ばこの温暖化の原因は、先進国にあると途上国は主張するでしょう。また、これから発展をしようとしている途上国にとって、CO2の制限をかけられるのは納得がいかないというのが率直なところだと思います。そこで先進国は、いかに途上国のCO2排出を抑制しながらも発展をサポートするのか。この仕組みづくりが重要なんだろうと思います。

 とにもかくにも、12月のコペンハーゲンの動きは、超注目です。鳩山政権の対応も気になるところです。






ブログランキングへの応援 お願いします!!
にほんブログ村 環境ブログへ
posted by rido at 22:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | エココラム ブックマークに追加する

2009年10月13日

温室効果ガス25%減で、所得が36万円減るのはウソ。麻生政権の試算は76万円増。

 鳩山政権が打ち出した温室効果ガス削減目標は、2020年で1990年比25%減。マスコミは、これだと家庭の所得が36万円減ると伝えていますが、どうもこれは正確ではないようです。

 オルタナという環境ビジネス雑誌のメールマガジンで、以下のような指摘がされていました。

------ 以下、引用 -----------
この数字の根拠は、麻生前政権が温室効果ガスの中期削減目標を
決める際に、内閣官房の中期目標検討委員会などで出てきた資料です。

ただ、これには大きな誤解があります。 

環境省の地球環境局地球温暖化対策課の担当者さんは、
下記のように説明してくれました。

《「年間36万円」というのは、
2020年に温室効果ガスを25%削減した時(可処分所得予想555万円)と、
削減しなかった時(可処分所得予想591万円)の差が36万円あるというだけで、
「現在の可処分所得(05年、479万円)から36万円減る、というわけでは
決してありません。むしろ所得は76万円増えるのです》
------ 引用終わり -----------


 街角で、「温暖化対策のために、収入が36万円減ったらどうですか?」と質問するのは、甚だおかしい質問ということになります。そもそも温暖化対策をせずにこのまま2020年を迎えれば、収入がいまより112万円増えるって予測が妥当なのか疑問ですが、36万円減というのは、この何も対策をしないパターンに比べて「減る」というだけで、実際のところ76万円増える(しか増えない)という試算のようです。
 ん〜、マスコミももうちょっと勉強して報道してもらいたいものです。そもそも分かっていて、ニュースにインパクトを与えるために、そう報道しているのかもしれませんが。。。

 さらに、この麻生政権の試算には、麻生政権も推し進めていたはずの「グリーンニューディール」政策などによる、プラスの効果が含まれておらず、高波や旱ばつ、マラリアなど温暖化対策を取らなかった時の被害コストも入っていないそうです。ま、つまりは、一つの試算をしただけで、他にも考えなければならない要素がたくさんあるということですね。環境問題の複雑さを改めて感じるところです。 何も対策を採らなければ、何らかの被害コストが増えてくるのは当たり前のことで(そうでなければ、そもそも温暖化対策なんてする必要が無い)、そこを組み入れなければ、ほとんど意味を持たない数字になっているのではないでしょうか。。。



環境とCSRと「志」のビジネス情報誌「オルタナ」

次号の第一特集(緊急特集)は、「温室効果ガス25%削減は日本のチャンス」。
次号は、10月27日発売です。



ブログランキングへの応援 お願いします!!
にほんブログ村 環境ブログへ
posted by rido at 19:57 | Comment(1) | TrackBack(0) | エココラム ブックマークに追加する

2009年07月09日

日本の温室効果ガス削減の中期目標 2005年比15%減 について

 「集まれ!環境井戸端会議」さんからの依頼もあり、まだ中期目標についての記事を書いていなかったので、今日はこの話題を取り上げて見ましょう。

 6月10日、麻生首相は日本の地球温暖化対策の中期目標を2005年比15%減とすると発表しました。
 まず中期目標を定めたというところに、一つ大きな意味があると思います。何事も目標を立てないとなかなか実行にしていくことはできませんからね。

 これにより、国民にも負担をお願いしたいと、首相は述べています。具体的には、

 ・失業者:11万人〜19万人増加
 ・世帯あたりの所得:4万円〜15万円(年間)減少
 ・家庭の光熱費支出:2万円〜3万円(年間)増加

だそうです。(集まれ!環境井戸端会議 http://www.jpla.jp/ecobata/ より引用)
 
 この数字を見る上で考えたいのは、このまま対策をしなかったらどうなるの?ということです。温暖化の対策をしたら、いろいろ影響がありますというのは分かるのですが、そもそも対策しなかったらどうなるの?ということと比較しないと、どのくらい対策するのがいいのか判断ができないのではないでしょうか??


<過去の記事>
2009年06月02日:地球温暖化:対策しないと毎年17兆円の被害増
http://eepd.seesaa.net/article/120703209.html


 この記事に書いたのですが、このまま対策をしないと、洪水や土砂災害、熱中症の増加など、日本だけで17兆円も被害が増えると予測されています。この中期目標を達成すると、この被害がどのくらい減るのか分かりませんが、そういった何もしなかった場合との比較を示すことで、もっと国民に分かりやすい説明になるのではないかと思います。




ブログランキングへの応援 お願いします!!
にほんブログ村 環境ブログへ
posted by rido at 20:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | エココラム ブックマークに追加する

2009年07月01日

エネループをもっと普及させるためには? 〜SANYO:エネループ・ブロガーミーティング 参加レポート(1)〜

昨日、SANYO:エネループ・ブロガーミーティング〜暮らしを変えるエコ電池のチカラ〜に参加させていただきました。ブロガーミーティングなるものに参加するのは初めてだったのですが、会場に入ってみると、数人ずつ皆さんお知り合いのようで、ちょっと驚きました。こういうイベントに参加される方は、だんだん顔見知りになっていくんでしょうね。

 このエネループ・ブロガーミーティングに関連して、今日から何回かに分けてご紹介して行きたいと思います。まず、第1弾は、エネループがもっと普及するためには??



エネループのポイントは「自己放電しない」ということ

 イベントの冒頭に、エネループを開発した技術者、デザイナーからのエネループのご紹介がありました。

 エネループの技術的な売りは、
 
 ○自己放電しないので、充電してから時間がたっていてもすぐに使える。
 ○残量が減っても電圧が維持されるため、長く使うことができる。

 ということだそうです。(他にもいろいろ説明いただいたのですが、私の印象に残ったのがこれです。)

 エネループができるまでの充電池は、充電してしばらく時間がたつと、電池が自己放電してしまっていて使えない。逆の言い方をすれば、使いたいときの直前に充電しなければいけない。ということだったようです。
 エネループ開発当時のSANYOさんの調査によると、充電池に対する要望の1位は「値段が高い」で、2位がこの自己放電の問題だったそうです。エネループは、この問題を解決したので、充電池として大きく飛躍する要因の一つとなったというわけですね。言われれば納得です。


更なる普及のためには?

 使い捨てをやめて充電池を使うことで、環境負荷の低減に寄与から、こうした充電池はどんどん普及していって欲しいと思うわけですが、一般的には「エネループ」、まだそこまで普及しているという状況ではないですよね。どうも、さっきの自己放電問題のアピールだと、ターゲットが、これまで充電地を使っていたユーザ向けということになってしまいませんか?実は、個人的には、この理由にあまりしっくりこないんですね。そもそも、以前に乾電池型の充電池を使ったことがないので。。。
 
 では、もっともっとエネループを使ってもらうユーザを増やすためには、どうしたらいいのだろうと考えると、これまで充電池を使っていない人たち向けのアピールが必要なんではないかと思います。じゃあ、それって何だろう?

 エネループは、「繰り返し使えてエコです。」といっている割には、具体的な数値(どのくらいエコなのか?)に乏しいような気がします。その辺をアピールしてみたらどうでしょう。使い捨ての乾電池って、なんかごつくて重たいから、捨てたらとても環境に悪いような印象がありますよね?あれって、どのくらい環境に悪いんだろう。CO2の問題とはまた別で、金属資源の問題になるような気もしますが、エコ人間としては その辺の薀蓄が気になりますね。

 エネループのアピールポイント、みなさん、他にもアイデアはありませんか?
 

エコエコ達成には、やっぱり もうちょっと安いエネループが欲しい!

 ちょっと話を戻して、何故、今まで充電器を使ったことがなかったかという話をすると、その理由は単純で「値段が高い」からですね。そもそも電池を沢山消費するグッズを使っていないということもあるでしょうが。
 私は現在ではエネループをいくか使っていますが、電池が2〜3年切れない時計やリモコンの電池に使うには、ちょっと高いですよね。「エコエコ」とはいえない状況です。
 このミーティングの申込みのときにもメッセージとして書いたのですが、こういった小電力用のエネループがもう少し安価に手に入るとうれしいですよね。どうも難しいという返信を既にいただいているのですが、あえてもう一回、ここに書いておきたいと思います。 ま、もっとエネループが大量に普及すれば、もう少し安くなるという面はあると思いますね。がんばれエネループ!



エネループ 単3 4本セット 1000円


↑これ結構安いかも。
普段お店で見てると、1本300円くらいですよね?



ブログランキングへの応援 お願いします!!
にほんブログ村 環境ブログへ
posted by rido at 19:06 | Comment(0) | TrackBack(2) | エココラム ブックマークに追加する
 





『エコエコ促進日記』は、
チームマイナス6%に
参加しています!!
eco-people
筆者ridoは、エコ検定を取得した
「eco people」です!

×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。